オードムーゲで角栓は無くなるのか？肌を清潔に保つオードムーゲの使い方とその後の保湿方法とは

消毒液じゃないの？オードムーゲの歴史

「オードムーゲ」は、1953年に六陽製薬株式会社が発売した60年以上の歴史を持つ薬用ローションで、同社は2013年に小林製薬の子会社になったため、現在では小林製薬の化粧品として販売されています。しかしいずれにしても、超ロングランとなっている化粧品にはそれなりの理由があり、これも例外ではありません。「薬用ローション｣というカテゴリに分類されるように、殺菌や洗浄作用の強い消毒液に近いものがありますが、刺激は抑えられているので、敏感肌だけど使っているという人もいます。

この強い殺菌・洗浄効果は、普段のクレジングをしたあとで使ってみれば一目瞭然。
試しにオードムーゲをコットンにとって肌表面をふき取ってみてください。特に汚れを落としにくい小鼻辺りを拭いてみると、コットンに汚れがびっしり付いているはず。メイク汚れは勿論、毛穴の黒ずみや角質がしっかり落とされるので、肌がワントーン明るくなります。

当然ニキビ予防にも効果抜群。イソプロピルメチルフェノールという殺菌成分を主成分とし、これによって肌を清潔に保つことができるのです。ただ汚れがごっそり取れるからといって、ゴシゴシ拭くとお肌の表面を傷つけるの注意してください。またアルコールの香りがしないので気づきにくいのですが、成分にエタノールが使用されているので、アレルギー体質の人は注意しなければなりません。

角栓対策の為のオードムーゲの使い方

使い方は簡単で、コットンに500円玉くらいの大きさを染み込ませて顔の中心から外側に向けて優しく拭き取るだけ。あるいは清潔な手にとって両手で温めてから、顔全体に馴染ませるという方法もあります。この時、目元や口元など届きにくいところは指の腹を使って丁寧に付け直しましょう。また拭き取り用としてだけでなく、フェイスマスクなどにタップリ含ませて顔に乗せ、数分間のパックとして使うこともできます。更には顔だけでなく、頭皮にも効果があって同じようにして使うと頭皮のベタツキや臭いを落とすこともできます。背中にキビにも効きますし、日焼けしてしまった後に炎症を抑える為に患部に塗るという使い方もあります。

使用後は必ず保湿を徹底して

スキンケアとして使う場合、勿論保湿成分が配合されているとは言えそれ程高い保湿力ではないため、使用後はしっかりと保湿ケアをしなければならないということ。汚れを拭き取った後にいつもの保湿化粧水をつけ、乳液や美容液でフタをしましょう。毛穴の汚れや角栓がしっかりと取り除かれているので、これらの美容成分の浸透力も格段にアップしていますよ。