目の疲れを取ってくれる食べ物一覧と毎日のおかずに入れたい目に良い食品まとめ

疲れ眼のメカニズムはこうなってる

現代人に多い目の疲れは、具体的には目のレンズである水晶体の周りにある「毛様体筋｣という筋肉が疲労することで起こっています。これはパソコンやスマホなど近い所にあるものを長時間見続けることで毛様体筋が緊張状態になってしまうことで起こるのですが、ひどくなると「眼精疲労」となり、慢性的に目が痛んだりかすんだり、頭痛を起こしたりして生活に支障をきたすようになってしまいます。従って、「疲れ目」のうちに対策をとることが大切。例えば目に良い食品を意識して摂ることでかなり負担が軽くなるかもしれません。ではここで、目の疲れに良いと言われている栄養素と、それを多く含む食品について挙げてみましょう。

疲れ眼に良い栄養素まとめ！！

ビタミンA

「目のビタミン」とも言われている栄養素。特に暗い所で光を感知する物質を体内で生成するのに必要な栄養素なので、足りなくなると夜盲症になってしまう可能性があります。また網膜の栄養素でもあり、目の粘膜を保護する働きもあります。レバーやうなぎにも多く含まれていますが、ビタミンAは過剰摂取の危険性があるため、必要量以上はビタミンAに変化しないβカロチンから摂取するのがお勧めです。βカロチンは人参やカボチャ、ほうれん草などに多く含まれています。

ビタミンB群

神経伝達に関係するビタミンB1は疲れ目に、ビタミンB2は目の働きを助け角膜炎の予防に、ビタミンB6は水晶体や毛様体筋の代謝に役立ちます。ビタミンB1は豚肉に多く含まれており、例えば豚ヒレ肉なら1枚100ｇ程度で1日の必要量がまかなえます。ビタミンB2はレバーや納豆に多く含まれ、ビタミンB6は鮭や鯖に多く含まれています。

ビタミンC

コラーゲンの合成に欠かせない栄養素で、これによって血管が強くなるため、不足すると目の毛細血管も弱くなって視力低下に繋がります。ご存知の通り緑の野菜類や果物に多く含まれますが、熱に弱く水に溶けやすいのが欠点。また喫煙者は非喫煙者の3倍以上を摂取しなければならないとされています。

ビタミンE

ビタミンEも目の老化防止や白内障予防に効果のある栄養素です。アーモンドやマーガリン、アボガドなどにも多く含まれています。

DHA

DHAは網膜の中に多く含まれているため、これを摂取することで網膜の働きを高め視力回復にも役立つとされています。DHAはマグロやカツオ、サンマなどの魚に多く含まれています。

ほかにもいろいろある、目に良い食べ物

この他、ブルーベリーで有名なアントシアニン、ほうれん草やキャベツ、ブロッコリーなどに含まれ抗酸化作用を持ち目の健康全体に役立つルテインなども、目に良い栄養素であると言われています。